GnuplotにLaTex数式を入れる方法
論文を書いていると、Gunplotで結果のグラフを吐き出すことも多いと思います。時たま、軸ラベルや軸に数式やギリシャ文字を入れたくなることがあるので、LaTex数式入れ方をまとめておきます。調べればいくつか方法があるようですが、現在は以下の方法で安定的にグラフを吐き出せています。
この方法では、Gnuplotでtexファイルを出力し、タイプセットすることで、pdfのグラフを得る方法です。TikZ1TikZ(てぃくすと読むみたいです) Tex用描画パッケージのようです。 ドライバを使う方法で行っています。以下に適当な関数を出力するサンプルコードを示します。
注意点としてはbackslashを使う際には2つ続けて\\書く必要があります。
set term lua tikz
set term tikz standalone size 5in,3in
set output "test.tex"
set xlabel "Angle $\\theta$[rad]"
set ylabel "Amplitude $A_x$[-]"
set key spacing 1.3
set xrange [-pi:pi]
set xtics ("$-\\pi$" -pi, "$\\frac{-\\pi}{2}$" -pi/2, "0" 0, "$\\frac{\\pi}{2}$" pi/2, "$\\pi$" pi,)
set yrange [-1:1]
set key right bottom
set grid
plot sin(x) title "$f=\\sin(x)$",\
exp(-x*x) title "$f=\\exp(-x^2)$"
まず、上のコードをGnuplotで処理します。次にTexWorks等でpdfLaTex2Texの違いはよくわかっていませんが、pdfLaTexでないとうまく行きませんでした。どうもdvipdfmxとの関連のようです。によってタイプセットすれば下のグラフが出力されます。ただし、単体だけではいろいろとファイルが足りないとエラーが出たので下からダウンロードできるファイルを追加して下さい。
以下から上記のサンプルコードをダウンロードできます。